道の駅潮見坂の次にやってきたのは、新居関所。
入り口に、チケットを買いにいくと
「向かいにある、旅籠 紀伊国屋とのセット券がお得ですよ」
との、ことだったので、セット券を、購入。
正面から見た、関所。立派なたたずまいです。
この建物は、嘉永七年(一八五四年)の
地震により倒壊、翌、安政二年(一八五五年)に
建て替えられたものだそう。
明治二年の、関所廃止令後、国内にある関所のほとんどは
取り壊されましたが、ここは地元の人々が、保存を嘆願した結果
明治六年から大正五年まで小学校として、その後
昭和二十六年まで、新居町役場庁舎として、使用。
現在、全国で唯一現存する、関所建物として
昭和三十五年に、国の特別史跡に、指定されたそうです。
関所の前には、復元された、渡船場跡があります。
昔は、船でそのまま、関所へと誘導されたのですね。
関所の前には、関所覚書。
厳しい!
では、建物の中へ。
書院。
広さは、八畳あります。
通路を進んで行くと、関所面番所へ。
ニラミをきかせているのは、関所役人。
隣の部屋にも、関所役人。
ただ、右から左へと、だんだんと身分が下がっていくのが
露骨にわかります(笑)
関所を破ろうとすると、こんなもので
取り押さえられます。
恐ろしい〜。
新居関所の次は、斜め向かいにある
新井宿旅籠「紀伊国屋」へ。
昭和二十四年まで、旅館業を、営んでいたそうです。
入り口の真正面には、立派な居間があります。
この居間には、当時使われていた品が
たくさん展示されていたのですが、Oつがいの目に付いたのは
諸国道中旅鏡(現在でいうところの、ガイドブック)
日本人は、昔から、ガイドブックが、好きだったようです。
ちなみに、ここ新居は「うなぎ」が名物と載っていて
当時から名産だったことが、わかります。
当時の、調理場。
調理場にあった、食器棚。
どこも保存状態が良く、当時の雰囲気が伝わってきます。
お風呂場。
脇には、由美かおるさんのサインがありました(笑)
客間は、二階にあります。
かなり、急な階段を登って二階へ。
こちらが、客間。
ここで多くの旅人が、疲れを癒したのですね。
当時の枕。固そう!
まったく、下調べなしで来てしまった
新居関所と、紀伊国屋でしたが
面白くて、ずいぶん長居をしてしまいました。
急いで、次の目的地へ、出発です。
posted by Oつがい(O夫、Oつま) at 20:14| ☁|
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