2010年09月02日

川崎歴史ガイド 夢見ヶ崎と鹿島田ルート-4-

古川地区から、徒歩で約30分ほどかけて
小倉と呼ばれているエリアへ、やってきました。
まずは、案内板にあった「小倉のトマトソース工場」を目指したのですが
探せど、探せど、見つからない。
1時間近く、小倉の町を彷徨っていたら
次の目的地「無量院」へ着いてしまいました。
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この無量院には「竜灯観音」の伝説が、あります。
話としては、浦島太郎の伝説に、よく似ていて
主人公の老爺が、玉手箱を空けたら、死んでしまい
箱の中には、観音と竜のうろこが、残っていました。
悲しんだ妻の老婆は、その観音を、無量院本堂の胎内におさめ
うろこは、堂の前の常明灯におさめました。
以来、本堂の前にある松の木に、灯りがともるようになったとか。

もう1つ、この無量院の歴史遺産は
石灯籠(庚申搭)。
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灯籠の火袋部分には地蔵菩薩像、竿の部分には三匹の猿。
六地蔵信仰と、庚申信仰をかねた、とても珍しい形で
しかも、川崎市内に残る庚申搭の中では、最も古いものだそうです。
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無量院の後は、小倉用水に向かう予定だったのですが
小倉のトマトソース工場を探すのに、あまりにも時間を費やしてしまった為
次回に持ち越し、ルートを変更して、加瀬地区にある
加瀬山へ、移動しました。

加瀬山の麓には「南加瀬貝塚」が、あります。
関東地方では珍しい、弥生時代の貝塚で
出土した土器は、わが国における縄文、弥生時代を区分する
最初の土器として、重視されたそう。
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加瀬山を、とことこ登っていくと
中腹あたりに「加瀬山第3号墳」の案内を、発見。
kazetc-Jun4 048-1.jpg

「加瀬山第3号墳」についての、案内板。
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入り口は、格子があり、中に入ることはできません。
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格子の隙間から、中を覗くとこんな感じ。
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地元では、加瀬山は、夢見ヶ崎と呼ばれていますが
それは、こんな伝説にちなんでいます。
江戸城で有名な武将、太田道灌が
見晴らしが良く、城を築くのに最適だと
ここ加瀬山に陣を敷いた、その晩に
一羽の鷲が、自分の兜を持ち去る夢を見たため
築城を、諦めたというのです。

ちなみに、加瀬山の標高は29,4m。
先ほど見学した、加瀬山第3号墳をはじめ
ここは、市内屈指の遺跡の宝庫で、夢見ヶ崎古墳群と
呼ばれています。
kazetc-Jun4 039-1.jpg

今はほとんど、消失してしまいましたが
加瀬山の西側には、白山古墳跡があります。
古代の武蔵国で最も古く、有数の大型前方後円墳です。
kazetc-Jun4 051-1.jpg

この石柱を辿ると、古墳のあった場所の一部を
辿る事が、できます。
kazetc-Jun4 040-1.jpg

奥の、緑のところが、古墳のあった場所。
発掘調査では、高価な副葬品が、多数出土したそうです。
kazetc-Jun4 041-1.jpg

加瀬山を降りる頃は、あたりも、だいぶ暗くなってきたので
他の名所旧跡は、次回のお楽しみにとっておき
最後に「わが国最初の工業用水」へ。
kazetc-Jun4 056-1.jpg

昭和14年、わが国最初の公営の工業用水として
1日に、2万7千トンの取水が行われ
昭和49年まで、平間浄水場から
臨海部の工業地帯へ、供給されていたそうです。
今では、カモの休憩地(笑)
kazetc-Jun4 055-1.jpg

川崎歴史ガイド〜夢見ヶ崎と鹿島田ルート〜。
思っていたより、はるかに広範囲なうえ
案内板が消失していて、わかりづらい旧跡などもあり
とても、全部は見学しきれませんでした。
次回は、行けなかった場所を中心に
再チャレンジしてみようと、思います。


posted by Oつがい(O夫、Oつま) at 23:27| 神奈川 ☁| Comment(2) | ぶらり、近隣散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちょっと見ぬ間におもしろい記事がアップされている
ではありませんか!
近所も丹念に歩くと名所・旧跡が結構あるものですね。
夢見ヶ崎の地名の由来もおもしろいですね。
以前知人がこの地に住んでいましたが、てっきり
新興住宅街によくみられるような今風の地名だと
ばかり思っていました。
2の称名寺は金沢文庫で有名な称名寺と同じ名ですね。
その金沢文庫に先日行ってきましたが、静かなたたずまいで、
よいところです。もちろん文庫(図書館)も最高です。
そういえば、頼みもしないのに親切にガイドしてくれた人がいました。
庭掃除のおじさんって感じの人でしたけど。
機会があれば行ってみてください。
Posted by N水 at 2010年09月03日 00:38
N水さん、こんにちは。
近所の、名所・旧跡、あるもんですね。
この日は、半日歩きましたが
結局、全部は、回りきれませんでした。
この界隈には、親切なガイドさんは
いませんでした(笑)
と、いうか、私たちが
ガイドを、依頼されました(爆)
O夫

この記事には、N水さんのコメントが必須でした。
ありがとうございます。
古代から近代までの史跡が、今も残っているのが
素敵でしょう?
社会科見学で連れ回されたら、きっと全然面白く
ないんでしょうけど、こうして大人になってから
歩き回ると、興趣尽きませんね。
Oつま
Posted by Oつがい at 2010年09月03日 08:24
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